2024/03/20(水) 18:45 0 7
北井のGIデビューは昨年の全日本選抜競輪(2月・高知)。初出場でいきなり準決勝進出(9着)を果たすと、その後もビッグ戦線で頭角を現して大ブレイク。いまでは『先行日本一』の呼び声高く、先行でタイトル奪取に一番近い男ではないだろうか。
ファイナル入りを逃すたびに「(GIの)準決勝が壁になっている。次こそ壁を超えたい」と口にし、悔しさを練習にぶつけてきた。そして、GIデビューを飾った大会・全日本選抜競輪(岐阜)で3連勝、悲願の決勝に勝ち上がって堂々の3着。
届きそうだったタイトル。改めて、今の心境を聞くと「今年こそは決勝に乗りたい、と目標にしてきた。達成できたけど、調子的にも獲れるチャンスだったし、やっぱり『悔しい』の一言。今年はタイトルを視野に入れて頑張りたい」と新たな目標を掲げる。
また、この1年、トップ選手たちと対戦して「トップ選手になると、もちろん脚力があって、隙がない中で走るのが上手い選手が強いなと思う」と分析し「自分も、どういうメンバーが揃って、どういう流れになっても、しっかりと力を出し切ってファンに応援される選手を目指して頑張ります」と言葉に力を込めた。
初戦から同型の新山響平と激突。目標を得たSSの清水裕友に、一撃狙う北津留翼と強敵揃い。地元の河野通孝を連れる北井がどのような走りを見せてくれるか、注目だ! (アオケイ・八角記者)