2024/03/16(土) 18:00 0 4
アメリカンフットボールからの転身組でS級でも活躍した中井勇介が、もがき苦しみながらも前を向いている。
「今はいろいろと試してます。自転車も、乗り方も、戦法も。やっぱり選手をやっている以上はS級に戻りたいし、そのためにはどうするか、どうすればいいのか。2年くらい前に81点くらいまで落ち込んでチャレンジも見えてきた時に、伊藤信が一緒に練習してくれて点数を戻せたんですよ。90点近く行ったりもしただけど。去年も地元で7年ぶりの優勝もできたんですけどね…」
昨年8月の地元戦で久々のV。勢いに乗っていくかと思われたが、そこから1度も決勝進出がない。競走得点も84点台を推移している状況だ。
「最近は神田紘輔や窓場千加頼たちと一緒に練習させてもらってます。ここに来る前も、淀川の河川敷をモガいてきた。神田からは『レースがヘタクソで脚力をロスしている。もう少しうまくやれれば何点も上がりますよ』って言ってもらってる。やっぱり力の出し方が課題。ヘタクソなりに、かみ合った時は結果が出せているので、もうちょっと考えて走れればなぁって思ってる。でも増成(富夫)さんや八谷(誠賢)さんのように、いつまでも自力で頑張りたい。あきらめたらダメだと思うし、頑張れる限りは頑張っていきたい」
千葉から大阪に移籍して早くも8年目になった。アメフトで培ったパワーの出しどころがかみ合えば、再びS級を狙える日々がやってくるだろう。今はその時のために苦しんでいるところ。練習環境は抜群。急速にレベルアップした窓場のように、きっかけひとつで中井の復活劇もあるかもしれない。(netkeirin特派員)