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【前橋競輪】今節のレース展望!

2024/03/14(木) 15:15 0 5

前橋競輪「日本トーターグリーンドームC(FI)」は15日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

地元のアイドルレーサー・河内桜雪

 各地区の並びからだが、関東は別線になる可能性もある。朝倉智仁に同県・吉澤純平の茨城コンビと、ダッシュ鋭い菊池岳仁恩田淳平がマークする信越ラインの折り合いがカギ。もし、ひとつにまとまるなら菊池岳仁朝倉智仁の前後は分からないが、3番手が吉澤純平、4番手が地元の恩田淳平だろう。吉澤純平は落車が多く、今回も膝の靱帯損傷後だが、いつも鉄人ぶりを発揮。自力の番組だと苦戦するケースが目立つ様になってきたが、目標がいる時は信頼できる。地元恩田淳平も、今年は年頭の川崎記念から決勝に進出して、キャリアハイの成績も見込める。菊池岳仁は、養成所を早期卒業したが、伸び悩んでいる印象もあるが、いつ覚醒してもおかしくない。

 北日本は渡邉一成和田圭で連係実績はある。渡邉一成のスピードも衰えず、GIでも若手の機動型相手に善戦。和田圭は、玄人ファン好みの渋太い走りが身上。北日本でも存在感のあるマーカーだ。

 南関は自在戦の佐々木眞也田中晴基。長い距離を踏むより、ヨコの動きが佐々木眞也は得意。先輩の後ろを回るケースもあり、偉大なる遺伝子も継承している。田中晴基は自分の事より、先行選手を庇うレースが多い。混戦が予想されるなら、このラインから狙う手もある。

 西日本ラインは松本貴治坂本健太郎松本貴治は構える走りより、1車でも前への気持ちが強くなった。直前の地元松山記念でも好走して3連勝での勝ち上がり。決勝は3着だったが、十分、見せ場を作った。坂本健太郎は、相変わらずのユニークさで、タテ脚が魅力。予選では、山形一気の競走得点が高く、坂本健太郎と同得点だったが勝率の差で負けてしまった。

 A級の優勝候補の筆頭は地元篠田幸希で、将来の群馬のスター。確実にパワーアップして2月開催の伊東で完全優勝。レース内容も良く、出渋る走りも少ない。やはり、123期生のルーキーチャンピオンになった事も自信になった様子。今回、前橋ドーム初登場で、地元ファンの声援を力に変えたい。長らく群馬をリードしてきた矢口啓一郎だが、骨折後は、万全の状態ではない。それでも、自力脚も残しており、このままでは終われないだろう。

 山本勝利も前期S級の実力者。降級後は、西武園の完全優勝しかないが、スピード自体は上でも通用していた。アシスト役は埼京ラインで巧者台和紀

 遠征勢では栗田貴徳に安定感の走り。昨年11月の四日市記念では決勝にも進出。降級後も大崩れはないが、中四国勢の目標が手薄。三谷3兄弟の長男・政史もA級なら狙えるマーク選手。同県の吉田篤史との連係が基本。

 他に競走得点が高いのは、巴直也だが脚質を追い込みに変えた。神奈川同士の添田龍児の勝ち上がりを狙いたい。島村匠も乗れており、捲り差しはシャープ。若手で活躍しそうなのは長松空吾原田翔真と言った面々。

 今年はGIウィナーになるのも夢ではない尾方真生。ビッグレースでは、長い距離をもがいているが、普通開催では捲りが主武器になっている。室内のドームバンクなら、ジャンからの先行でも十分持つ。4月の地元久留米のオールガールズに向けて、更に調子を上げておきたい。次の評価が野本怜菜。大きなレースでは、結果を残していないが、今年は大ブレークも可能。1月開催の松阪で優勝、続く小倉でも準優勝と抜群の出来だ。自力をメインに、流れで前々に攻める。松井優佳は、タテ攻撃で活路を見いだす。当地は昨年8月に走り決勝進出と、攻略方法は分かっていそう。地元の河内桜雪はアイドルレーサーだが、ガッツあるファイター。最低でも決勝に進出して確定板には載りたい。又多風緑は捲りが多いが、このバンクの特性を考えると、先行もありそう。他に50点以上の競走得点を持つのは松本詩乃當銘沙恵美で、決勝進出想定メンバーの1人だ。

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