2021/06/29(火) 10:30 0 1
鈴木栄司味という味のあるベテランマーカーが代謝制度によってバンクを去ることになった。「最近はなかなか厳しかったからね。それでも60歳までやれたし幸せでしたよ」と語る。
一番の思い出のレースには瀧澤正光を差し切った松戸記念の最終日を挙げた。「順位決定戦で滝澤さんが2周先行してくれて。自分もヨコは下手だったけど必死に振ったりして仕事をした。差してワンツーだったけど、お客さんからは『なんで抜くんだよ』ってすごく怒られた(笑)。でもその時の2万人の拍手はすごく印象に残っている。大勢のファンの前で走れて良い時代でしたね。最後のレースは悔いが残らないように一生懸命走ります」。
3356走目を迎える還暦レーサーの最後の勇姿を、しっかりと目に焼き付けたい。(netkeirin特派員)