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【中野カップレース】準決勝12Rの九州勢のなが〜い話し合いの結果は!?

2021/06/27(日) 19:00 0 6

久留米競輪場で26日から「第27回中野カップレース(GIII)」が開催されている。3日目の準決勝12Rで長い話し合いの末に別線となった野田源一田中誠塚本大樹の九州3人に話を聞いた。

濃密な話し合いをする3人(左から田中誠野田源一塚本大樹)

 12Rのメンバーを3人で見ながら、まずは年長者の野田と田中の話し合い。野田は相変わらず「俺のスタイルはいつも通り。どうあれ自力だよ」と語るが、田中が「俺が自力を出してもいいんですよ。まとまった方がいいんじゃないですか?」と言い、更に「何年か前の高知記念で俺が一番前で発進しているじゃないですか」と田中-小野俊之-野田で組んだ2008年の高知記念決勝の事まで持ち出しながら「九州3人でまとまりませんか」と提案。

 重ねて、それまで蚊帳の外に置かれていた塚本を田中が指差しながら「塚本が一番先頭で引っ張るっていう最終兵器までありますけど」と、ここは冗談交じりに野田に語りかけたが、野田は「自分で動きたい」とあくまでも自分で動くスタイルを譲らない。

 それでも田中は「源さんが単騎で気楽にやりたいっていうならしょうがないですけど、どうですか?」と再三再四、尋ねるが野田は「答えは変わらない」とキッパリ。ここで野田と田中が別線となる事が決まった。

作戦を練る表情は真剣そのものだ(左から田中誠野田源一塚本大樹)

 さあ、塚本がどちらに付けるかになったが、迷わずに「お2人が別なら100%、野田さんです。今日(二次予選)で連れてってもらっていますから」とキッパリ。あまりにも迷いなく塚本がコメントを発した為に、田中は少々すねながら「塚本を色々世話してやってきたのにな」とポツリと言いながら、「1人になるんじゃ自分で動く意味はないし、真杉を使っても良いって番組だからね。俺は真杉に行きます」。

 準決勝のメンバーが出てから3人で本当に長い長い話し合いが繰り広げられ、このようにして九州3人の最終結論は野田-塚本のラインと、真杉匠に付ける田中となった。(アオケイ・渡辺記者)

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