2021/06/26(土) 19:45 0 2
取鳥が語る手応え
「小倉の落車で左鎖骨、左肋骨を2本折っていたんですが、復帰2場所目で1着を取れてめちゃくちゃホッとした」と、初日は上がり1番時計を計時する快速捲りで1着スタート。
前検日から「前走の岸和田は着以上に動けていた」と手応えを語っていたが、更に詳細に要因を尋ねると「う〜ん、ケガのおかげですよ。ケガでいつもの様な出力が出ないので自転車の扱い方を丁寧に細かいところまでやって出力を補おうと。いつもと違う目線で練習ができた事ですね。いかに自分が今まで力任せに走っていたって事が分かりましたよ」。
平原=スーパーサイヤ人?
さらに師匠同然の岩津裕介からは「ケガでダメになっていく選手が多いし、休んで更にダメになっていく。だから走りながら直せっていうアドバイスを貰ったのも大きい。本当にその通りでしたね」。
取鳥が言うように平原康多なんかはケガをしても出場可能となれば、すぐに出走していつの間にか本来の走りというか、知らない間に進化している。
そのことを取鳥に「平原みたいだよね」と振ると、「本当ですね。平原さんはケガをしてから、そこからまた強くなってくる。スーパーサイヤ人みたいですよね」と瀕死状態から回復することにより戦闘力が大幅に上昇する漫画『ドラゴンボール』の中のスーパーサイヤ人に例えてくれた。
取鳥雄吾もスーパーサイヤ人の一員となれるか。(アオケイ・渡辺記者)