2021/06/24(木) 18:30 0 0
「大腸ガンでステージ3」。松木竜也から、この言葉を聞いてショックを受けた。
「人工肛門を付けていた時期もあったし、名医との出会いも大きかった。これが終わると、また都内の病院に検診に行く予定。頸椎骨折も経験したし、亡くなったプロレスラーの三沢光晴と同じケース。たまたま神経を傷つけなかったし、半身不随にもならず。医者からは即死でもおかしくないと言われた」。
松木の全盛時は、中四国の先行選手がいない不遇の時代。読みの深いベテランで、曲者のS1のマーカーが僕のイメージ。
「当時からレースは研究していた。今でもチャレンジのレースは全部見ている。2班に上がれば、今度は上のレースを見る」。
最近の競輪界を語ってもらうと「うちにも26歳の息子がいる。やりたい事は全部やれば良いと優しく育てた。もっと親として方向性を示してやれば良かったかな。今の競輪もそう。若手の自主性に任せているけど、本当は、もっと僕らが走る方向性を示してやった方が良いんだろうね」。(町田洋一)