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【取手競輪】白星量産中! 猪狩祐樹が挙げた3つの好調の要因

2024/01/29(月) 19:15 0 4

取手競輪場「サテライトしおさい鹿島杯(FII)」は30日、最終日を迎える。連勝で勝ち上がった好調の猪狩祐樹に話を聞いた。

赤塚悠人(左)と猪狩祐樹

 22年後期にデビューして初のS級に昇級するが、翌年A級へ降級。しかし、降級後は14開催を走って優出11回、優勝3回と安定感を見せている。A級では決勝の常連だ。

 今年に入って岸和田(4日制)、高松と直近2場所ですでに5勝。今開催の初日特選は単騎で脚を溜めて捲り追い込んで白星発進。準決勝は後方から上がりタイム11秒2の好回転の捲りで連勝を飾った。

 準決勝をふり返った猪狩は「ジャンで内へ行くか迷った。でも、笠松は明らかに内へ誘っているような感じだったし、あれは罠だと(笑い)。と思っていたら、先に笠松が行っちゃった。自分的には一番得意な伸び方だったけど、自分だけになってしまった。明田さん、鎌田さんが付いてくれたのに、3人ラインを生かすレースができなかったので申し訳ない」と反省の弁。

 それにしても強い! 好調の要因を聞くと「練習量を増やした。年齢も年齢だし質を求めてと思っていたけど、質重視はオリンピックに出る人たちがやること。凡人は量をやらなきゃダメ。あとは徹底先行をやめたのも大きいかも。金澤幸司に『(徹底先行をするような)そんな歳じゃないだろう』って(笑)。確かに突っ張って沈むことが多かったので」と自己分析。

 通りかかった赤塚悠人から「ママチャリみたいな乗り方だったのに、ちゃんとした乗り方になった」と客観的な指摘も。

 猪狩は「デビュー13年目にして」と笑うと「たしか、S級戦の最後の方の開催で一緒にいた須永、真船圭一郎に半ば強引に『セッティングを換えましょう』って。ガラッと換えてA級降級一発目で青森完全優勝。そこからですよね、ペダリングも変わったし、上手く噛み合ったんでしょうね」と話した。

 決勝は関東5車結束で厳しい戦いにはなるが、ノリに乗っている猪狩の底力は軽視禁物だ。(アオケイ・八角記者)

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