2023/12/31(日) 09:15 0 2
圧倒的な走りで連勝ゴールの藤井。一次予選では前反祐一郎、二次予選では藤岡隆治が真後ろのコース。2人とも藤井が前回参加した際にも後ろを追う展開になったが、その時はぴったり追っていたのだが、2人して「前回よりもパワーアップしている…」と口にしていた。
その圧倒的な走りの通り、藤井の単勝オッズは断トツの1.0倍。「現行競輪では1.0倍のオッズなんてなかなかないし、絶対に勝たないといけない緊張感が凄いですね」と苦笑いを浮かべていた。
近況は現行競輪でも点数を上げ、存在感をアピール。PIST6も2度目で完全優勝を勢い付いているが、今年最後の31日を迎えるにあたって一年を振り返ってもらった。
「今年ですか? 後半はPIST6に参加したことで現行競輪の点数が上がった。今期はS級1班の点数を取れたので、来々期は1班。ビッグレースでも活躍できるようになりたいです。スピードをもらってカマすのが自分は好きだけど、押さえていったり突っ張ったり自分でペースを上げていったりもしていかないとですね」と充実の後半戦を振り返りながらも今後の課題を話してくれた。
今回同あっせんで師匠の水谷良和は「自力選手はPIST6に走った方が仕掛けるタイミングだったり、競輪に繋がっていく。自分が参加した方がいいって勧めたけど、アドバイスは何もしていない。何にもしなくても侑吾なら力で行っちゃうからね(笑)」と嬉しそうに話していた。
タイムトライアル1位から不安を感じさせない走りを見せ付けている藤井。2連覇を目指して、まずは準決勝で1着クリアを目指す。(アオケイ・宮本記者)