前検日に「競輪祭から3節使っていたフレームではなくて、今回は競輪祭までに使っていたフレームに戻します」と話した飯野祐太。初日9Rは中団確保から強烈に捲って白星スタート。5月31日の大宮FI以来となる初日1着だった。

「良かった。自力で動いての1着は久しぶりじゃないかな。感触もなんか良かったすね」

　フレーム交換が吉と出た様子だ。

「脚の状態は普通なんで、自転車がいいんだと思う。3場所使っていたフレームは、踏み出しがいいけどそこから一気にスカってしまう。脚を使ってなくていっぱいじゃないのに余裕がない感じだった。自分の思ってる流れ方じゃなかったですね。今回は勝手に流れてくれる感じだった」

　3場所使用した相棒にひとまず見切りを付け、本来の感覚が戻った。来年は地元のいわき平でGI全日本選手権(ダービー)が開催される。

「競輪祭が終わってからはダービーに向けてやり直してるところです」

　大目標の地元GIでの活躍へ、徐々にペースを上げていく。(netkeirin特派員)