この日の坂本は目標になんと吉田拓矢が配置された。久留米代表として担がれたか、最近の坂本はこんな番組が多い。

「4月の武雄記念でワッキー(脇本雄太)に付いてからかな。この間の記念でもワッキーの番手だったし今度は拓矢。"誰もいなければ健太郎に付けとけ"みたいな感じですね。実験台？ そうそう試されている感じ(笑)」と冗談めかしたが、大物の自力選手を配置されるということは、それだけ力が認められている証だ。

　脇本、吉田ら他地区との連係を楽しんでいるが、これまでも様々な選手の番手を回ってきたという。「昔なら村上(義弘)さんの番手とか。千葉FIで鈴木誠さんと競ったこともあったし、平原(康多)は伊東の共同通信社杯の自動番組であった。他にも深谷(知広)、新田(祐大)、浅井(康太)とか各地の有名どころのハコはとりあえず付いてきた」。

　記者からS級S班の新山響平、古性優作の名前が上がると、しばし考え「さすがにその2人はないなあ」と苦笑いしたが「でも、その2人ならまくったことがありますよ」と想像の上を行く答えが返ってきた。これからも各地のタイトルホルダーの番手を巡礼していく。(netkeirin特派員)