今シリーズは50代、60代のベテラン勢の活躍が目立っているが、先月26日に還暦を迎えた高橋京治も優出に成功した。準決は同県の相川巧の前々戦に乗って4着入線。4Rの4着選手より初日の着が良かったため、決勝のきっぷをつかんだのだった。

「相川君が頑張ってくれたし恵まれました」

　19日の決勝は、中部単騎のルーキー尾方祐仁を目標に指名した。

「(佐藤)謙から『(新人の番手が)空いてますよ』って聞きました。40歳も下の選手なので付いていけたら“おめでとう”ですね(笑)。頑張ってみます」

　尾方は連日、自力を兼備する後ろの同県の先輩を千切って一人旅を演じており、追走は容易ではないかもしれないが、エールを込めて“スジ車券”を買うのもありだろう。(netkeirin特派員)