2023/11/25(土) 20:15 0 36
24日の4日目、二次予選11Rで勝ち上がりを逃し、10年に渡り君臨してきたS級S班の座から陥落が決まった。それは11年連続出場を目指したKEIRINグランプリ出場の芽もついえたことになる。
「ケガは毎年するけど、今年は立て続けに大きな怪我をした。治すことができずに1年を終える感じになっている。結局それが今年の自分の実力でした」と胸中を明かした。
今年の平原は4月「武雄記念(GIII)」で右肩甲骨を骨折し、6月岸和田「高松宮記念競輪」では股関節を負傷して「グロインペイン症候群」と診断されるなど、激しい落車禍に見舞われ体はボロボロだった。
「股関節の怪我をした時に(グランプリは)厳しいかもしれない、と思っていました」と覚悟をしていたが、じっくりと休むことを選ばず、走りながら完治を目指すことにこだわった。それは「S級S班だったから」と自分の立ち位置を自覚し、責任感を背負っていたからだ。
来年からは改めて挑戦者の立場として1年を戦うこととなる。
「この事実をポジティブにとらえてまた頑張る。来年はどんなレースも真剣に走ってまた再来年、赤パンツを履けるように頑張ります」と巻き返しを誓った。(netkeirin特派員)