今節のシリーズリーダーでもある鈴木輝大は連日捲りではあったが、無傷の勝ち上がり。前走を完全優勝しているので、2場所連続完全Vが目前となった。

　9連勝特昇も視野に入ってくるが、それに関しては「今回優勝が出来たら(9連勝を)考えてもいいのかなと。狙ってしまうと変なレースになってしまうので…(苦笑)」と控えめなコメントを残した。

　それよりは準決勝で2角捲りを放ったタイミングで単騎の石橋慎太郎に内から追い上げられ、地元の金子周一郎と山崎悟まで連れ込めなかった悔しさが滲んでいた様子。

「状態自体は悪くないけど、バンクが重く感じたこともあって捲りに構えてしまった。後ろに申し訳ないことをしてしまいました…」とレースを振り返っていた。

　悔しさが残る準決勝だったが、鈴木は10月に走った当地では決勝を逃しており今節こそはと挑んでいた開催。シリーズリーダーらしい力強い走りを見せ付け、2場所完全優勝を決めて欲しい。

　しかも、後ろは初日特選で連係してワンツースリーを決めた丸山直樹と原田泰志。ここは再度ワンツースリーで締め括りたいところだろう。(アオケイ・宮本記者)