10月の松阪で1年1か月ぶりに決勝に進出した新井美菜は、前回の小倉でも予選2で1着を取るなど覚醒し、現在連続優出中。いったい何があったのか。

「展開に恵まれただけで、本当にたまたまです。(連続優出は)きっと今回で止まっちゃいますよ(苦笑)」といつも通り、目いっぱい首を横に振って謙遜しつつ「しっかり練習できた成果ですかね」と打ち明けた。

「(9月の高松、10月富山を欠場しているが)高松は体調が整わなかったので、富山で頑張ろうと思っていたんですが、富山は参加手続きの不備があって出場できませんでした…。それで1か月以上レースが空いてしまったんです。ただ、そのおかげと言ったらいけないんですが、久々に間隔が空いたので、防府へ出稽古に行ったりしてたっぷり練習する時間が取れました。そのおかげかもしれません」

　今シリーズの初日は「踏むコースがなくて…」と5着スタート。そして2日目はまさかの7番車という試練を与えられた。

「(1Rに自分より点数が低い選手が4人いて)こんなことあります？ もう泣きそうです…(涙)。でも頑張らないと」

　3連続となる決勝進出へ、気持ちを高めて大事な予選2に臨む。(netkeirin特派員)