2023/10/31(火) 19:30 0 6
オールドルーキーと言うほどの年齢ではないが、鈴木康平は高校の先生から選手になった珍しいタイプ。同級生には渡邉雄太(105期)がいて、ガールズケイリンで活躍する鈴木奈央(110期)は実の妹だ。
「高校時代は雄太と一緒に自転車をやっていたんですけど、選手になるというのは全く考えていなかったです。卒業して、大学に行って、そのあとは高校の教員になって、自転車部の顧問をしていたんですけど、コロナ禍のある時期に雄太から連絡があって、『やってみなよ』と言われたのがキッカケ。そのときの自分は100キロ以上あってブヨブヨだったんですけど、急いで減量して、急いで練習したら(養成所に)一発で受かりました」
急展開で選手になったということで「今でも不思議な感じ」と何度も言っていた鈴木だが、デビューしてからは苦戦続きで、70点ギリギリキープの厳しい状況。前場所の松戸では失格もしている。
「選手になってから雄太が何か言ってくることはないんですけど、奈央には『もっと他の人のレース見なよ』とか『走り方を考えた方がいいよ』とかいつも色々言われています(苦笑)。実の妹でも選手と選手では兄弟子になるので、そこはしっかり受け入れて。もちろん、奈央以外の諸先輩方も親身になってアドバイスをくれるし、そういう人たちのためにも、少しずつ競走に慣れて結果を出していきたい!」(アオケイ・長谷川記者)