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【未来の競輪スター候補】前代未聞、大学と養成所のダブルスクール!ナショナルでも活躍する中野慎詞

2021/06/15(火) 20:00 0 4

netkeirinでは、5月11日競輪選手養成所に入所した121期・122期の注目候補生を特集します。今回は中野慎詞(22歳・岩手=121期)候補生の紹介です。

(公財)JKA提供

 ナショナルチームでも活躍する中野候補生が自転車競技を始めたのは、高校1年のとき。2017年、高校3年生の頃に全国高校総体自転車競技選手権大会 個人1kmタイムトライアルで優勝し、世界選手権にも出場しました。

 その後早稲田大学に入学し、2018年に全日本大学対抗選手権自転車競技大会 個人スプリントで優勝。2020年の日本大学自転車競技大会 男子スプリントでは、予選タイムで大会新記録を出して優勝しています。

ーー6月8日がお誕生日だったそうですね。おめでとうございます。

 ありがとうございます! 22歳になりました。

ーー大学4年の年ですね。現在は休学中なのですか?

 いえ、在学中です。

 3年までに単位をとり終えて、既に卒業論文も提出しているんですよ。

ーー大学と競輪選手養成所のダブルスクールなんて、すごいですね。競輪選手を目指そうと思ったきっかけはなんですか?

 GIレースに出場していた佐藤友和選手の走りをテレビで見て、カッコいい、自分も競輪選手になりたいと思いました。

ーーどうして競輪の番組を見ようと思ったんですか?

 小さい頃にアルペンスキーをしていたのですが、練習しているゲレンデに自転車の大会のポスターが貼られていて。僕は自転車に乗って遊ぶのが好きだったので、母がそれを見て「出てみる?」と言ったのが始まりでした。

 大会で9位に入り、自転車楽しいな! と思っていたところ、「同じ出身地域の佐藤友和さんという競輪選手がいる」という情報を知って、GIの特番をチェックしたんです。

ーーそうだったんですね。なんでもその大会には、かご付きの自転車で出場したんだとか。周りとの“武器の違い”を目の当たりにして、どんな気持ちでしたか?

 母は、周りの子たちのロードレーサーを見て「帰ろう」と言ってきたのですが、僕はせっかく参加したから走りたくて。自転車の違いがどうとかは、気にならなかったですね(笑)。みんなすごいチャリだなあとは思いました。

ーー最後に、競輪選手として叶えたい夢を教えてください。

 KEIRINグランプリで優勝することを目標に頑張っていきたいと思います!

(公財)JKA提供


 数々の大会で優秀な成績を収めてきた中野候補生。かご付き自転車でロードレーサーと勝負したエピソードは、人気自転車漫画の主人公を思わせる。ナショナルチームはもちろん、競輪界での活躍にも期待したい。

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