2023/10/01(日) 18:00 0 8
豊橋競輪「開設74周年記念ちぎり賞争奪戦(GIII)」が1日に最終日を終えた。特選9Rを制した伊藤旭に話を聞いた。
▶ちぎり賞争奪戦特集はこちら
ここはHSからのロングまくりが決まり、坂本健太郎を連れてワンツー決着。荒井崇博と別線で戦った初日特選、勝負どころで内をすくわれて敗退した準決など苦戦続きのシリーズだったが、何とか白星で締めることができた。
「健太郎さんにはいつも『お前は感じたまま走れ』と言われているし、行けるところから行きました。風向き的にも外をまくれば伸びるなと思って。その辺を意識して走れました」
最終日の1着締めは今シリーズの嫌なイメージを払拭するだけではなく、次の開催につながるものだ。伊藤の次走は地元、熊本競輪「開設73周年記念 火の国杯争奪戦in久留米」。大事な大会につなげたい。
「今日帰って、明日から甲佐グループで練習です。(中本)匠栄さんや(嘉永)泰斗さんに鍛えてもらいます。久留米バンク? 入れれば入って練習したいですね」
地元記念はS級選手にとって、特別クラスの重みがあるという話をよく聞く。伊藤も責任をまっとうするため、万全の準備を施して本番を迎える。通算100勝まであと1つ、地元大会で決められれば最高だ。(netkeirin特派員)