菱沼元樹は今シリーズが2ヶ月ぶりの実戦だった。
「実は練習中にハンドルをクッと引いた時に、古傷の左手首を骨折してしまったんです(苦笑)。入院して手術をしたのでちょっと(復帰まで)時間がかかっちゃいました。ただ落車をしたわけじゃなかったので、やれる練習はしっかりやってきました」。

　その復帰戦は佐々木吉徳にまくられたものの、3着に踏みとどまって準決の権利をつかんだ。
「欲を言えば2着に残りたかったけど、手首は全然問題なかったし、スタンディングの感じも良かった。これなら相手が強くなる準決でも戦えるかもしれません」と好感触に笑顔。

　一走した上積みも見込めるだけに、準決での大駆けには注意したい。(netkeirin特派員)