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【京王閣競輪・ナイター】「もう一度、京都を強く」風格漂う京都のエース・山田久徳

2023/09/28(木) 19:00 0 10

京王閣競輪場のナイター競輪「Odds杯Sちくま杯スポニチ杯(FI)」は29日、初日を迎える。12RのS級初日特選を走る山田久徳に話を聞いた。
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「京都から、近畿からGIに出る選手を増やしていきたい」と語る山田久徳

「地元記念を含めて、近況をふり返っても悪くないと思う。中12日空いたけど、地区プロに出場。ケイリンで優勝できたし、脚の感じは良い。疲れもある中で練習もそれなりにやってこられて戦えるデキです」と山田は充実した表情を見せた。

 1年前の9月29日、競輪界に激震が走った。近畿の総大将・村上義弘が電撃引退を発表。あれから1年、京都の中心には『魂』を継承する山田がいる。

「今、京都でGIを走れる選手は少ない。稲垣さんや博幸さんだって、いつまでも若いわけではないですし。もう1度、京都を強くしたいという気持ちは強いですね。練習量に関しては自分が1番やっているという自信はある。そういう姿勢を見た後輩たちが何かを感じていてくれたら」と話す。

 山田は2010年(後期)にS級へ昇級すると、14年(前期)にはS級1班へ。長年、その地位をキープし続け、一昨年の競輪祭ではGI初優出(9着)。実力者ぞろいの近畿地区で着実にステップアップを図ってきた。

「今の目標は、もう1度GIの決勝に勝ち上がって表彰台に乗ること。自分だけじゃなくて、京都から、近畿からGIに出る選手を増やしていきたい。若い子たちも出てきたけど、他地区と比べるとまだまだ」

「自分だって決して才能があるタイプじゃなかったので、コツコツとやってきて成績が安定してきた。頑張ったらGIにだって手が届くし、頑張った分だけ自分に返ってくるのが競輪の魅力でもありますから。よく練習して、しっかりレースを走って稼いで、遊んで。京都が、近畿が地区全体でみんなで強くなっていけたらと思います」と語る山田からは京都を背負うエースの風格が漂っていた。(アオケイ・八角記者)

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