2023/09/11(月) 17:00 0 6
捲る渡辺福太郎を差し切って5か月ぶりの1着を決めた小林宏年。
「本当に嬉しい」とこの1着には特別な思いがあった。5月に急性白血病で母を亡くし、肝臓がんと食道がんに苦しめられていた父を介抱しながら約2か月休んでからの初の1着。
「その時は午前中に家族の世話をして、まったく自転車に乗らないわけにはいかないから午後に少し練習しての生活。母は本当に急だった。母には迷惑をかけてきたから。いつもは競走前にお墓参りして来るんですよ。今回は帰ってから1着を取ったと報告したいね」
なかなか番組に恵まれないケースも多い小林だが、展開が向けば結果が出るよう準備はしている。最終日は捲り展開が見込まれる興呂木雄治-佐々木浩三の後ろでワンチャンスに懸ける。(アオケイ・市川記者)