2023/09/09(土) 08:00 0 2
長らくS級上位で戦ってきたファイターはやはりこちらのステージでは存在感が増す。この日がデビュー戦だった平野想真が焦るあまりに佐々木祐太の番手に粘る素振りを見せると巧みにコントロールを施し位置を確保し、平野の仕掛けを正した。
「イン粘りしそうになっていましたね。魔が差したんでしょう。まあ、関谷(哲平)と併走になったらそこは粘ると思ったですけど」と初戦を迎え余裕の無い平野の気持ちをおもんばかった。
平野も「有賀さんが後ろに付いていただきよかった。1人では焦ってしまい何もできなかったと思う」と感謝していた。
「ムダ脚を使ったあとのカマシだったし、結果オーライ。ただ初日はいいけど準決以降は日浦(崇道)君とか先行のキャリアのある選手たちがいる。彼らとどう戦うかですね。若い力で頑張ってほしい」と、2日目の準決3Rで再度連係する有望株に期待を寄せた。(netkeirin特派員)