養成所時代から体調を崩し、しばしの間、休養していたがようやく本調子を取り戻し、今回、遅まきながらデビュー戦を迎える。

「練習は1か月近くできました。1000mのタイムを計ったら1分9秒台が出たし、状態は休む前と変わらないぐらいまで戻りました。今は走りたい気持ちが強くて、レースが楽しみだったんです」と胸を躍らせる。

　休養期間も競輪はチェックしており、一足早く走る同期たちの様子も把握していた。

「浮島(知稀)は今回、9連勝がかかっているでしょ。あっちがひとつ下だけど、養成所時代からライバル関係にあって、タイムを言い合ったりと仲良しでした。同班だった望月(湧世)もいるし。しっかり勝ち上がってみんなと対戦したい。自分が(浮島の特班を)止めるぐらいの気持ちで！」と仲間たちとの対戦を糧として、走れる喜びをレースにぶつける。(netkeirin特派員)