S級トップ選手として活躍していた牛山貴広が故郷の長野に戻り、村長として当選。スポーツ推薦でなく、学業で明治大学に合格しているから地頭は良かった。関戸努も先日、仙台市議に当選し話題になった。

「仙台は109万都市。自分が選挙に出た宮城野区の住民は20万人。維新から立候補したけど宮城野区で3位で当選。新人の議員に対して4353票も頂いた。保守王国だけど自民の受け皿が維新になったと思う。馬場伸幸代表には会ったけど、まだ吉村洋文・大阪知事には会っていません」

　関戸努は大学の自転車部の監督の経験もあり、今は宮城支部の選手会支部長でもある。

「自分のわがままで議員になったし、少しでも競輪界に恩返ししたい。首長の場合は兼業は難しいみたいだけど、議員の場合はOKなので。当選証書は貰ったけど、正式に議員になるのは28日からです。今は普通の人ですよ(笑)」

　これからは"先生"と呼ばれるが、ひとりのアスリートとしても結果を残したい。(町田洋一)