2023/08/11(金) 07:15 0 5
準決7Rは加賀山-金野の並び。後ろ攻めから上昇して赤板で出切ると、あとは余裕の2周先行でペース駆け。金野も内、外を柔軟にさばき、まるで追込選手のような献身的援護を図り両者でワンツーを決めた。
さて、決勝戦。メンバーが出揃うと2人はしばし話し合いに時間をとった。さまざまな思惑があるなか出したコメントは「金野が前で自分が番手」(加賀山)で、準決勝とは違う並びとなった。
加賀山は「自分の体調がいまひとつってこともあって。あとは復帰する前からこの並びもあるなという話をあらかじめしていたんです」と説明した。
加賀山は3月立川FIで「誘導員早期追い抜き」による失格を喫し、ペナルティによりあっせんが長らく止まりここが復帰戦だった。2連勝で勝ち上がったものの、レース勘や状態面に不安を抱えている様子で最善の策としてこの並びを選んだ。3番手には「前後がどうあれ地元に付きます」と小沼良が加勢しラインは厚くなった。地元作戦の結実といくか、9R決勝は要注目の一番となる。(netkeirin特派員)