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【競輪ルーキーシリーズ】鳥取県初の女性レーサー宮本杏夏が描く未来

2021/06/04(金) 09:00 0 1

今年3月に競輪養成所を卒業した119回生、120回生によって争われる「競輪ルーキーシリーズ2021(FII)」。最終戦となる和歌山シリーズが4日から開幕する。初日6Rに出走する宮本杏夏に話を聞いた。

「最近ペットショップ巡りにはまってます」と語る宮本杏夏

 ルーキーシリーズが行われた全4戦(静岡名古屋大宮和歌山)、すべてに参加した宮本杏夏大宮に続き和歌山も追加あっせんとなったことについては「大宮で心も身体もピークに持って行って、しばらく緩めていた矢先に急きょあっせんが決まり、正直“またか(笑)”と思いました。でもそうした経験を積めるということはとても貴重な経験で、大変ありがたいことだと思います」。

 今の課題については「最初の静岡は緊張でレースに集中出来ていませんでしたが、前回の大宮では無観客ということもあってリラックスできました。自分の課題は落ち着いて走れるかどうかなんです。テンションが上がり過ぎると結果を意識しすぎて消極的になったり、ここというタイミングで仕掛けられず、勇気を持てなくなる時があるので」。

 リラックスして走ることを心がけている宮本にとって、マイブームはペットショップ巡りだという。「一人暮らしで今は飼うことができないのですが、目が合うとやばいですね(笑)。犬、猫にかぎらずハムスターも好きなんです」と、目をキラキラさせていた。

 最後に鳥取県初の女性競輪選手になったことについては、「鳥取、島根は競輪場もありませんし、男子選手も少ないです。競輪不毛の土地と言っていいかもしれませんが、もっと競輪を広めたいです。国体やアマチュアの競技で自分が走ることによって、下の世代に“ガールズケイリン”を広めていく。そうなればいいなと思ってます」と、地元愛を熱く語ってくれた“山陰ガール”はすぐ先の未来を見据えていた。(netkeirin編集部)

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