今年も新人選手が7月から続々と本格デビュー。父にG戦線でも活躍した高橋美行、従兄弟であり師匠に高橋和也を持つ高橋は、養成所時代に逃げ数は23をマーク。

「養成所の時は脚作りも兼ねて積極的な組み立てをしていました。やっぱり養成所の順位よりもデビューしてからの成績が大切ですから」とキッパリ。

　デビュー後はなかなか逃げの決まり手を付けられていないが、「たまたま決まり手は付いていませんが、積極的に行ってみて自分の何が通用するのか色々と試行錯誤している段階です。まだまだ仕掛けのタイミングが難しくって、先輩達の仕掛けと自分の仕掛けのタイミングがまだ噛み合っていないですね。こういう処でこう来るっていうのは走りながら日々学ばせてもらっています。ただ積極的に行っていないと、そういう経験も学ぶことはできませんから、前々に居ることはしっかり意識しています」と日々精進中だ。

　今開催の意気込みについては「ルーキーシリーズの時にここで走っていますが、400バンクよりもコーナーとかで膨らむ感覚はやっぱりあったので、その辺は気を付けて走らないと。もちろん積極的に前々にいて、それで結果が付いてきてくれれば」と語ってくれた。

　まだデビューしてから未勝利だが、ポテンシャルは十分なだけに、今開催での初白星に期待したくなってくる新人の1人だ。

　ちなみに既に自分のサイン(写真)はあるそうで、初勝利で嬉しいサインを記すことができるか。(アオケイ・渡辺記者)