初日の予選は123期の佐々木祐太を破り、2日目の準決勝は同じく123期の坪内恒を破って勝利。ともに逃げ切り勝ちは本当に立派だ。

「競輪専門紙をみたら俺じゃなくって新人の坪内君に本命が付いてたから俺、発奮しちゃったよ」と、俺を見くびるんじゃないと言わんばかりのトーンでレース後の第一声を記者に浴びせた。

「逃げ切りは素直に嬉しいですね。あと決勝に乗れたから7着でも賞金は良いのでそれも嬉しい」とその後は冷静に準決勝のことを振り返った。

　決勝進出は今期初だが、6月末の富山で決勝には乗っている(準優勝)。
「でもピンピン(1着1着)での勝ち上がりですからね。連勝での勝ち上がりはいつ以来だって？ たしか4年、5年前にあったかな。本当に久しぶり」と終始笑顔で応えてくれた。

　明日の決勝は超細切れ戦。人気は地元の新人、熊崎麻人が人気を集めるだろう。ただ初日、2日目と新人を破っての連勝なら、当然狙うは熊崎を破っての3連勝V。今シリーズのデキ、相手関係からなくはない。中年の意地を見せてほしい！(アオケイ・本田記者)