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【不死鳥杯】豪快に逃げ切った松井宏佑「目指すべきところは近くにいる」

2023/07/23(日) 18:45 0 9

福井競輪「開設73周年記念・不死鳥杯(GIII)」は23日、2日目を開催。10レースのS級準決勝を走る松井宏佑に話を聞いた。
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「自転車がもう少し噛み合えばもっと良くなるはず」と話した松井宏佑

 ナショナルチームを卒業し、本格的に「競輪選手」として活躍を続ける松井。今年は一発目の立川記念で好スタートを切るとずっと安定した成績を残している。直前のサマーナイトでも決勝3着。確実にひと皮むけてレベルアップに成功した。

 初日は脇本雄太を不発にする先行勝負。自身は逃げ潰れたが、あのレース内容は着以上に評価できる。

「昨日は脇本さんに自力で勝てたし、自信になりました。今日は同県の龍さんが付いていたし、主導権は取ろうと思っていた。回している感じは悪くなかったしあとは微調整。自転車がもう少し噛み合えばもっと良くなるはず」と手応えを掴んでいるようだった。

 以前の松井なら、カマシや捲りなどタテ勝負オンリー。それが最近になって捌きや位置取り、自力選手として戦法の幅が広がってきた。

「ナショナルを辞めて走りたいようにレースを走れている。目指すべきところは近くにいるので」

 爆発的なタテ脚に自在性が加われば鬼に金棒。神奈川には郡司浩平という最高のお手本が存在するし、これからドンドン強くなっていくだろう。(アオケイ・石濱記者)

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