1月14日から大宮競輪場で行われる東日本発祥倉茂記念杯(GIII)。S級S班の3名など好メンバーで4日間のレースが繰り広げられる。

　平原康多(87期=埼玉・38歳)は年初の立川競輪場で行われた鳳凰賞典レースに出場。4日とも存在感が目立つ走りで見事優勝を果たした。調子の良さが目立っていて脚質も自在。ここも安定感のある走りが期待される。

　佐藤慎太郎(78期=福島・44歳)は一昨年のグランプリの覇者。昨年のグランプリもレースの巧さが光る3着。今年はここからの始動で、500mバンクの長い直線で44歳でも衰えない鋭い差し脚に注目が集まる。

　清水裕友(105期=山口・26歳)は昨年のグランプリ制覇に手が届きかけたが平原のブロックの前に敗れてしまった。前開催でも平原の捲りの前に敗れてしまったので、ここはリベンジを果たしたいところだろう。

　岩本俊介(94期=千葉・36歳)は昨年、松戸競輪場で行われた滝澤正光杯in松戸などGIII2勝。年末の前橋競輪場での落車明けの一戦となるが、実力は引けを取らずここも注目が集まる。

　好メンバーが揃い熱戦が繰り広げられる東日本発祥倉茂記念杯。決勝は1月17日。

【大宮競輪場データ】(2014年1月〜2020年12月)

# ■1着決まり手
逃げ：16.1％
差し：56.2％
捲り：26.7％

　大宮競輪場は500mバンクで、見なし直線距離が66.7mと長いのが特徴。脚質別に見ていくと他に比べ差しが有利となっています。ラインの番手や3番手、他ラインからの差しにも注目すべきでしょう。

# ■平均配当(2014年1月〜2020年12月)
2車単：4109円
3連単：27851円

　平均配当は2車単、3連単共に平均くらいになっています。脚質のところでも述べましたが、ラインでは3番手まで考える必要があり、他ラインからの差しもしっかりと注意する必要があります。この辺りに高配当の使者が隠れているでしょう。

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