2021/05/31(月) 20:30 0 7
今シリーズの事とは関係ないが、競輪に関する雑談をしているうちに北津留翼の話になった。坂本と北津留は同期、同県、同級生(90期・福岡)。共にストレートで競輪学校に入学し、20代の前半にGIIIを制覇しGI決勝に乗るなど何かと共通点は多い。
その北津留は今、怒涛の勢いで強さが増しており、SS班クラスを相手にしても強烈なパワーで真っ向勝負を演じている。好調の理由は「7車立て」にあると選手や記者たちは見ており、本人も「7車だから下げても巻き返しが効くので走りやすい」と認めている。
そんな話を坂本にぶつけると「それは無い」と一蹴した。「その話、ウソだと思う(笑)。だって若いころに9車でも一回強くなっているんだし。たぶん、今はコロナの影響で子供の自転車大会が減っていて、自分の練習に充てられる時間が増えたんでしょう。アイツは昔から子供を大事にしていて、大会とかに出る時はスケジュールを優先させていたから。だって"オレには無いけど子供には未来がある"って言っていたし(笑)。いやいや、お前にもまだあるだろうって突っ込みましたよ」。
坂本は近年、落車禍に見舞われ、思うように体が動かないのがもどかしいがまだまだ老け込む年ではない。北津留のような爆発力はなくとも、もう一花咲かすにはまだまだチャンスはあるはずだ。(netkeirin特派員)