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【京王閣競輪・ナイター】大川剛の番手で競った竹内智彦と芦澤大輔・それぞれの思い

2023/07/14(金) 07:00 0 18

京王閣競輪場のナイター「恩田繁雄&おおしば&サンスポ杯(FI)」は14日、最終日を迎える。11RのS級準決勝を走った竹内智彦芦澤大輔に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)
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竹内智彦(3着・競り勝ち立て直して強襲)

ーー準決勝の番組が発表されてから大川選手の後ろを巡って芦澤選手と長い間、話し合っていましたが。

 大川にとって今回がS級一発目で注目される開催。初日は五日市が抜けなくて、準決勝で俺がどこまで迫れるかで今後の「ものさし」になる。みんな見ているし、どれだけ大川が強いのかっていう判断基準になって今後の番組にも関わってくること。だから「競り」だけは避けたいっていう気持ちを伝えさせてもらった。それに相手の中近勢は2段駆けが可能な構成で、ここで競るのは無駄なんじゃ…とも思ったり。

ーーレースを振り返ってどうですか。

 何とか番手を死守できて良かった。こんなに考えながら走ったのは久々(苦笑)。最後は余裕があったか? 余裕がなければ3着まで届いてない。

 芦澤との競りはやり応えがあったし、良い経験になった。自分も色んな人と(競りを)やってきたけど、芦澤は無駄なことはしないし要所要所が上手いね。刺激になったよ。

ーー大川剛選手の走りについてはいかがでしょう。

 踏むところで踏めていないし、そういうところでA級の流れが染みついている。このあとの(12R準決勝を走る)一成のレースを見ておけよ、とは言った。とは言っても、まだ2戦目、まだまだこれからの選手だから。競輪祭あたりで特別(GI)を走っているんじゃないの。

芦澤大輔(7着・競り負け後退)

ーー竹内選手との話し合いもありましたが、ジカ競りの意志を貫きました。

 やっぱり勝つためには一番強い選手の後ろにチャンスがあるので。レースではもう少し魅せられたら良かったんですけどね。

ーー芦澤選手の姿勢にプライドを垣間見た気がします。

 そこはなんかもう、今までに肩と肩を合わせて競ってきた人たちに対して何というか、「敬意」みたいなものもありますから。スタイルを貫く、そういうのは大事なのかなって。

 でも、こうやって競走が終われば互いに健闘を称え合って、リスペクトし合うところが僕にとって、競輪の好きなところでもあるのでね。

 今回のレースも一つの経験として、今後に精進していきたいと思います。

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