僕自身の取材スタンスは、選手の私生活に深く食い込むのはやらないと決めている。噂話のたぐいが一番良くないし、何より選手のイメージダウンだけは避けたい。僕のモットーは選手へのリスペクト。多少、盛るぐらいでも選手のイメージアップに努めている。それでも、おめでたい話題だし、大久保花梨選手に入籍の話を聞いてみた。

「その話は、ちょっと勘弁(笑)。もっと強くなってから色々と話したいので(笑顔)」。ただ、その表情は幸せそのもの。どうしても私生活の充実が、現状の絶好調の成績に結びつけたくなるが「まだまだ、今の成績に満足はしていない。やっと戻ったぐらいの感じですよ」。前橋ドームは初めてだが「合う選手と合わない選手で両極端だと思う。私の場合は大丈夫かな。次は地元の小倉でもあるし、良いイメージを残したい」。

　幸せオーラに包まれた大久保が、人気に応えて、ファンへの幸せ配達人になる。(町田洋一)