2023/05/28(日) 09:00 0 1
準決勝は齋藤雄行の3番手。捲る齋藤と逃げる片折亮太の踏み合いが長引く中、サッとバックで内に降りながら鋭く伸びての1着奪取。3連単11万3180円の大穴を演出だ。
レース後は開口一番、「重いのと寒いのは大好き。風が吹いていて重馬場だったから自分もチャンスがあるかなと思ったら、本当にあったね」と自らもビックリした表情で語ってくれた。
更に「風があって前が止まった感じがあった中で、自分はサラ脚だったからね。それにすごい周りも見えていたから、あのコースを突けたよ。まあ、チャレンジの時から頼りがいのあるレースをしているのを見ていた齋藤君が、あそこまで行ってくれたっていうのもあるけどね」と前の頑張りにも言及し、ラインの選手への感謝の気遣いも忘れない。
近況は今月の初めの富山でも決勝進出を見せており上り調子。
「よく好調の要因を聞かれることが多いけど、最近はやっぱり大きなケガをしていなかったこと。以前は首を折ったり、骨盤を折ったりと大ケガをしていて、まともに練習もできなかった。その後に復帰してもレース勘が狂ったりして、レースになじむので精一杯だったから、点数を上げるどころじゃなかったからね。今はちゃんと練習できて競走に臨めているから点数も上がってきている。自分なりに感触は掴んでいますよ。正直、決勝も重馬場なら500だしチャンスはありそう」と手応えを語ってくれただけに、紆余曲折あって決勝は単騎戦となったが見逃せない1人。(アオケイ・渡辺記者)