長い距離を踏むことにためらいのあるメンバーがそろっていただけに、駆けてしまえばあとは石井の独壇場だった。後半の踏み直しを含め、絶妙な加減の先行でライバルたちを寄せ付けずにまんまと押し切った。

「久しぶりですね、こういうレース。誰も来なかったから3コーナーで休めたし。だいたいいつもだと、もう1人捲りが来てきついんです。今日は良かった！」と昨年8月平塚以来の初日1着に笑みがこぼれた。

　2日目、6Rガールズ予選2のメンバーを眺めると「細田(愛未)さんと別で良かったです(笑)」と点数上位の細田と別レースを喜んだ。確かに相手は55点を超える点数を持つV候補の筆頭格であり、いざとなれば先行もできるだけに、いるのといないのでは戦い方は大きく変わってくる。

「初日にいいリズムで走れたから2日目も！」と先出の平塚以来となる初日、2日目の連勝を目指して大いに風を切る。(netkeirin特派員)