今期は失格もありS級点確保に黄信号。初日の走り(最後方から強烈な突っ込み)を見ても105点くらいの脚はあると思うが、前半戦の大きい着が響いて来々期のA級降格は決定的な感じだ。

「さすがにここから挽回するのは厳しいし、来々期は四半世紀振りのA級生活だけど、そこまで悲観的には考えていないよ。この間、宮倉勇さんにも『腐らず頑張ろうって気持ちが一番大事。それでこの先の10年が変わってくる』と言われたし、その言葉を噛みしめながら一戦一戦走っていくつもり。静岡の新田康仁さんなんか見てよ!? 俺より年上なのに、A級からS級に戻って、今は普通に100点以上持っている。しかも、この間のダービーもちゃっかり出場していた(笑)。ああいう人の存在は励みになるし、俺もまだまだこれから！ って気持ちになるよね」

　ちなみに今現在は「メモリアルの400勝まであと7勝。できたら今年中に達成したい」と目に見える目標もあるようだし、2日目以降の敗者戦でも気持ちを切らさず熱いレースを披露する。(アオケイ・長谷川記者)