2021/05/23(日) 11:00 0 0
3日目に行われた7Rは瓜生崇智と小林泰正が人気を分け合ったが、両者が互いに意識し合ったこともあり、“ノーマーク”の鈴木陸来がスイスイ逃げて押し切った。
そんな鈴木の作戦とは何だったのか。
「普通に勝負してもあの2人には敵わないし、行くだけ行って、あとは全て東(龍之介)さんにお任せ。初日のレース後に望月永悟さんから『自分で全部やろうとしすぎ。もっと後ろを信頼した方がいいよ』と言われたので、今日はそこを意識しながら走りました。この1着はビックリですね」と嬉しそうに語った。
2着に流れ込んだ東龍之介も満足そうにレースを振り返る。「前が100の力で駆けてくれたら、こっちも100の力で仕事する。競輪とはそういうもの。陸来君は作戦会議の段階から、後ろから先行しますと言っていたし、その気持ちが嬉しかった。3番手を固めてくれた春日勇人さんもしっかり援護してくれたし、ラインが上手く機能した良いレースでしたね」。
そんな鈴木と東は最終日も同じレース(11R・特別優秀)にエントリーされており、初日シード組の鈴木裕を間に挟んで南関ラインを形成する(鈴木陸来-鈴木裕-東龍之介の並び)。
超一流の山田英明や地元期待の佐々木悠葵が相手でまたしても第3ラインの評価だが、見せ場以上の走りに期待したい。(アオケイ・長谷川記者)