2023/05/09(火) 16:15 0 3
前橋競輪のミッドナイト「チャリロト杯(FII)」は11日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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兄と違い鋭いダッシュ戦が武器の畝木聖。前期のS級でも7、8勝挙げている。ただ、大敗も多くS級の点数を取れなかったのは残念。スプリンターだし、この高速バンクの前橋ドームは走りがマッチする。あとは長い距離が持つ様になれば、中四国のエース級の実力者になれる逸材。中国ラインで郡英治が連係したいが、予選からのスタートで誰が番手を回るかは流動的。連係するか別線になるかはメンバー次第になるが、中四国ラインで動ける久樹克門もいる。久樹克門も4月開催の大垣で優勝し上昇気配だ。
地元櫻井学は2月開催の当地で優勝。単騎だったが、クレバーな組み立てで美酒を味わった。頭脳戦が決まり、ニュー櫻井学のスタイル。人の後ろも慣れてきており、ラインの片桐善也や堀江省吾を盛り立てる。同じく地元の豊田一馬も、突っ込む脚は健在で前回の地元戦は穴を出していた。追加で宿口潤平が入り、前回の函館は櫻井学の後ろから突き抜けて優勝している
北日本ラインも強力で五十嵐綾に小橋秀幸がガードして、ワンツーは十分考えられる。五十嵐綾は2班で予選スタートだが、危なげなく決勝に駒を進めるだろう。完全ブレークに少し足踏みしたが、また3月開催の四日市で優勝して自信も取り戻した様子。
九州は中川聖大が特別昇班して勢いがある。吉岡稔真率いる不動会のメンバーで、父親は静岡籍だった中川司。今、ラーメン屋を経営している親父さんの紹介で不動会に預けられた。
チャレンジは新鋭の松下綾馬が徹底先行スタイルで売っている。畝木聖との岡山ダブル優勝が理想だろう。中山遼太郎はデビュー2戦目で初優勝を決めたが、長いスランプに陥った。それでも、3月開催の京王閣で優勝して明るい兆しが見える。関東は松田優一の自在戦からでタテ、ヨコ、斜めと何でもやりたい。地元からは記者達から人気のある高橋由記が走り、決勝進出を目指す。