2021/05/22(土) 10:00 0 2
リンカーンの「人民の人民による人民のための政治」は有名な言葉だが、芦澤大輔が初日のレース後に発した、「競輪というのは、自分のために走るのはもちろん、人のために走るものでもある」というのもなかなかの名言。
芦澤は「初日の1着は前で頑張ってくれた雨谷一樹君のおかげだけど、点数が上なのに3番手を固めてくれた河野通孝君のおかげでもある。二次予選も地元の蕗沢鴻太郎君がこれ以上ないレースをしてのワンツーだし、この2日間は自分の理想とする競輪が出来ています」とレースを振り返る。
今一番勢いがあるのは松浦悠士と清水裕友が率いる中国地区で駒数も豊富。対する関東はみんな“絶対エース”の平原康多におんぶにだっこ。前で風を切ったり後ろでサポートする選手が圧倒的に少ない。
「この状況は本当に歯がゆいし、何とかしなきゃダメですよね。僕の今の目標はGI戦線にしっかり戻って平原の後ろを回ること。“もう無理”って諦めるような年齢でもないし、まだまだこれからだと思っている。この世界でもう一花咲かせられるように練習も競走も頑張っていきたい」と復活を語ってくれた。(アオケイ・長谷川記者)