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【宇都宮競輪・ルーキーシリーズ】 高校までは競泳選手、自転車歴1年でデビュー戦1着の浮島知稀

2023/04/30(日) 20:30 0 4

4月30日から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2023」。第1戦の宇都宮シリーズが30日から宇都宮競輪場で開幕した。8R男子新人戦予選1に出場した浮島知稀に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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水泳で鍛えたバランスの取れた身体が特徴の浮島知稀(うきしま・ともき)

「脚見せ段階から緊張した」という浮島だが、最終2センターから捲り上げると2番手から直線抜け出し完勝。落ち着いたレース運びで人気に応え、デビュー戦を白星で飾った。

 15年間打ち込んだ水泳は高校卒業時に区切りをつけた。「前橋育英では大きな大会で結果を残せず、推薦がない中、大学で続けるのはお金がかかるし、厳しいなと」

 教員免許取得を目的に教育学部のある大学に進学するも、1年生を終えた時に「やっぱり自分は身体を動かす仕事が向いている」と方向転換。進路を模索する浮島の前に飛び込んできたのが、テレビで見た2019年のKEIRINグランプリだった。

「他競技からでも挑戦できると知り、興味がわきました。偶然、大学の同級生のお父さんが須藤直道(51歳・群馬=68期)さんで、そのつながりで紹介してもらい師匠になっていただきました」

 身体能力を高さを活かし養成所の適性試験をクリア。自転車競技未経験ながら、入所後は記録会で2度のA評価を獲得。卒業記念レースではゴール直前で差されたが、2着と健闘した。

 目標にするのは栃木の眞杉匠選手。「グレードレースで活躍する姿に憧れます。自分も先行で活躍したいですね」

 水泳で鍛えたスタミナと忍耐力を武器にデビューシリーズの優勝、そして関東を代表する先行選手を目指す。

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