最近のチャレンジ戦は“若手機動型が前を取って突っ張り先行”というレースが非常に多くみられる。このレースも121期のルーキー福田要が前受けから突っ張って逃げ切り勝ちを収めた。

　よくあるシーンに思われたが、引き揚げてきた福田は「僕、1着でしたか？ やったー」と大喜び。

「初めて突っ張り先行で逃げ切れたんです」というのが理由だった。

　得意戦法はスピードを生かしたまくりだが「来期は2班に上がるんですけど今のままじゃダメだしあと3か月でもっと力を付けたいなって」と意図的に長い距離を踏むようにしている。

「カマシ先行での1着や、突っ張り先行で2着っていうのはあったんです。でも逃げ切りは初めて。調子が良い証拠だと思うし、こういうレースをして脚力と自信を付けていきたいです」と鼻息を荒くして福田が準決でも爆走する。(netkeirin特派員)