今回リニューアルしたのは主にバンク内と管理棟、南門、特別観覧席の一部。ひとまず6月に控える高松宮記念杯競輪(GI)を前に着々と準備は進んでいる。

　特に気になるのは新バンクの傾向だ。これまでの岸和田といえば、ホーム向かい風が主で、そこさえしのげばバックが流れて先行有利。それが3角にあるサイドスタンドの取り壊し中で風向きが変わったとのことで、地元勢によると「強風が吹き抜けて1角で突風が吹く。元々、追い風の影響が強かったけど、それがより激しくなった」といい、より先行有利となった模様だ。

　これまでのデコボコしていたといわれるバンクも真っさらとなり、色も鮮やかなブルーに塗り替えられた。見栄えもよく生まれ変わった本場開催が今から待ち遠しく、5月31日からのFIシリーズが楽しみだ。(netkeirin特派員)