2021/01/10(日) 19:09 0 0
二次予選7Rの中部トリオが好連係。ともに役割分担を明確に軽妙なライン戦を展開した。和田真久留の強襲もあってラインでの確定板ジャックは逃したが、3人ともに準決へ進出し気持ちがいい。
先頭の竹内雄作は張野幸聖を受けて立つ立場。「もがき合ってもいいと思ったが、すんなり出してくれた」と出切った時点で勝負あり。「初日がまくりだったし今日は先行したかった。浅井さんが後ろでしょう。信頼して駆ければ残れると思ったので」
浅井康太も「ぜんぶ任せていたし自分は初手の位置取りだけ頼まれていた」と呼応する。ホームからじわじわと車間を切って、2角からはこれでもかと竹内との間に距離をつくった。「届く距離を測った? 経験的にもう少し開けても良かったかな。風を受けるが雄作は自分より半周も風を浴びていたしそれに比べれば」と涼しい顔だった。
一番きつかったのは吉田健市だ。出だしで口が空き浅井に付き直してからも浅井がビュンビュンとけん制するものだから風を浴びてしょうがない。内を締めて足を消耗しており、直線ではバタバタと後続に食われる恐れもあった。「浅井と雄作が強すぎる。勉強になりました」と息も絶え絶え。それでも4着に踏み留まり、準決へと勝ち上がった。
▶2日目結果
最後に浅井は胸を張る。「雄作とお互いの持ち味をだして信頼し合えるレースができた。吉田さんも含めて、これぞ競輪、ができました」