2023/04/19(水) 08:45 0 5
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で18日から「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド2が開催中。2日目の準決勝C(6R)に出走する安倍大成に話を聞いた。
超新星あらわる! 期待のルーキー・安倍大成がPIST6鮮烈デビューを飾った。前検日のタイムトライアルでは10秒212の一番時計を叩き出し、そのスピードをレースでも遺憾なく発揮。
注目の1次予選、安倍は残り1周半で4番手からスパート。3コーナー、内にいる3選手の大外を乗り越えて一気に抜き去る。2着の内田に大差をつける圧勝劇を披露し、1.0倍の断然人気に応えてみせた。
2次予選は残り1周半で3番手から小原太樹が先に動くと、続く安倍がすかさず踏み上げる。あっという間に前団を飲み込んで残り1周のホームでは先頭に立ち、口があきつつ追い上げた2着の市本隆司に4車身の差をつけた。
タイムが強さを物語っている。安部はデイ、ナイトの上がりタイム、最終周回タイムともに一番時計。これには過去5回の優勝実績がある堀江省吾も「安倍君はただひとり12秒台、かなりの好タイムですよ。強い! のひと言」とライバルに舌を巻く。
安倍
上がりタイム、デイ10秒390 ナイト 10秒360。
最終周回タイム、デイ12秒940、ナイト12秒930。
堀江
上がりタイム、デイ10秒640、ナイト10秒670。
最終周回タイム、デイ13秒260、ナイト13秒250。
※ともに連勝で勝ち上がった安倍と堀江のタイム比較。
圧巻の走りで連勝デビュー。当の本人はというと「1次予選は緩んだペースで行けて理想通りの展開に。後ろの気配はなかったし、あとはペースに入れることができた。2次予選は展開の流れを見て、自分の順番が来たら仕掛けようと。得意なパターンになりました」と淡々と話す。
また、準決勝に向けては「捲りが多くてポカもあるタイプ。一か八かになるので気をつけないと。準決はレベルが上がるので、外に浮かされないように意識して走りたいですね」と兜の緒を締めた。前節は東矢圭吾が121期一番乗りでPIST6初出場、初優勝(完全V)。その流れに安倍が続けるのか、注目だ。(アオケイ・八角記者)
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