バック数「11」の道場晃規と、バック数「0」の栗山俊介の二分戦だったこのレースは、意外にも栗山が前受けから突っ張り先行を敢行した。結果は道場がまくって1着。

　栗山は着外に沈んだが、インパクトのある走りだったことは確かだ。
「最近ずっと先行していなかったので、その分ですかね。でも道場君が仕掛けようとしたのが見えて、そこを合わせ切れたのはよかったと思います」

　自在寄りに戦法をシフトしていた時期もあったが、近況は「もっと先行したり、自力の決まり手を増やしていきたい」と積極型に回帰中。

「来期はA級なので、それまでに自力をバンバン出せるくらいまで脚を付けて、バックや先行もしていきたいです」と鼻息を荒くする。

　パワーは健在なだけに、近いうちに自力の番組で高配当を提供してくれるかもしれない。(netkeirin特派員)