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【三山王冠争奪戦】清水裕友「初めて人のことで喜べた! 」

2021/05/19(水) 19:30 0 10

前橋競輪場で行われるナイター「開設71周年三山王冠争奪戦(GIII)」は20日、初日を迎える。12Rの特選にシードされたS級S班の清水裕友に話を聞いた。

日本選手権では松浦悠志の優勝に貢献した清水裕友。人生で初めて人のことを素直に優勝を喜べたと言う。

 函館記念(五稜郭杯争奪戦)の松浦悠士の優勝は圧巻だった。普通ならダービー優勝直後の開催だし、欠場してもおかしくない。松浦の良いところは、滅多なことでは休まないし、責任を持って走っていることだ。地位が人を築くではないが、競輪界の全体を考えている。

 清水裕友は「僕には、その覚悟がないし、チョロチョロ走っているぐらいの選手(笑)。そこが松浦さんと違うところ。今まで人が優勝して嬉しいなんて思ったことは一度もない。それは味方でも一緒だし、悔しい気持ちだけ。それが日本選手権の松浦さんの優勝だけは、素直に喜ぶ事が出来た。僕も感動しました(笑顔)」。

 清水の良さは、言葉を包み隠さず、僕らに話してくれること。おべんちゃらや、建前、当たり障りがないコメントは基本的になく、有り難い選手のひとり。清水の言葉は常に"生きている"と言える。(町田洋一記者)

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