2021/05/19(水) 11:05 0 6
検車場に甲高い声が響き渡る。姿が見えなくても、誰なのかすぐに分かる。その声は5月3日に61歳となった佐古雅俊だ。誰よりも元気いっぱい。常に誰かと話をしている。「競輪が好き。それに、日々の成長を喜ぶことができるんです」と笑った。
昨年10月の防府競輪(スポニチ金杯争奪戦)で落車。約2ヶ月間、欠場を余儀なくされた。佐古は「肋骨を8本折って、肩甲骨も真っ二つに。その大ケガからどこまで戻るかを楽しみにやっています。最近になって、やっと良くなってきた。もう9割近くは戻っている。ケガをする前は65歳まで頑張るのが目標だった。でも今はできる限り、成長が止まったら辞めます。それまでは頑張るよ」と強気の姿勢を見せた。
実は通算399勝。昨年は1勝に終わり、足踏みが続いている。「なんとかどこかで達成したいね」。
話を聞く限りは、まだまだ現役で頑張ってくれそうだ。(netkeirin特派員)