仁藤は同県で同期の渡邉雅也と長田龍拳とは練習仲間。

　その同期2人が先日開催された玉野記念(3日目)で連係していた。長田が先行し、渡邉が番手で援護し差して1着。中を割られた長田は3着となりワンツーとはいかなかったものの好連係を見せた。

「2人が本当にいいレースをしていた。自分だけでなくあのレースを見て熱くなった人も多いと思うけど、シビれましたね」

「本当は(年齢的に)自分の背中を見せていかなきゃいけないけど、2人が先にS級にいって自分は追いかける立場になってしまった。まずは2人に追い付いていかないと」と2人の連係に刺激を受けていた様子。

　仁藤は落車でのケガやレーススタイルで悩んでいた時期もあったが、まだまだ成長一途の若手選手。今期は91.83とS級点は取れているそうだが、まだまだ油断は出来ないと本人は話していた。ただ、S級昇班へあと一歩というところまで来ており、まだまだこれからといったところだ。

　今回は準決勝進出とはならなかったが、前回の一次予選での無念の失格を踏まえて『脚を使って位置を取る』を課題にレースに挑んでいる。PIST6では試行錯誤中といった様子も窺えるが、残りの2走の走りも注目していきたい。(アオケイ・宮本記者)

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