2021/05/18(火) 18:30 1 4
函館競輪場で行われている「五稜郭杯争奪戦(GIII)」は18日に最終日を迎えた。12Rの決勝戦は松浦悠士が鮮やかな中団捲りで今年5度目の記念優勝を達成。松浦をはじめ、1着2着3着に入った選手のレース後インタビューを紹介する。
「古性(優作)君が行かなければ自分で行こうと思ったんですが、行きそうな素振りをしていたので、冷静に待って4番手を取ろうと。状態的には昨日の準決勝が一番。今日も悪くなかったけど、走路が少し重かった。ダービーを勝ってプレッシャーから解放されたことで精神的には楽でした。今開催は毎日リラックスしていましたよ。レースに来た以上は常に優勝を目指して走っているけど、(武雄記念から)3場所連続優勝というのはちょっと出来すぎ(笑)。記念の優勝はこれで11回目です。次の全プロは地元の広島で行われるし負けられませんね」。
「泳がされた上を叩かれる最悪な展開。レース的には失敗だけど、よくあそこから2着まで来たね。内に入ったときはまだコースがなかった。空くのを祈って突っ込んだ感じです。S級S班として、最後まで諦めない姿勢を見せられたのは良かったんじゃないかな。これからの時代は自力選手ばかりになって、追い込み選手はだんだんいなくなっていくはず。こういう戦法が過去にあったんだぞっていうのを“走り”で見せていきたいね」。
「強いっすね〜、松浦は。自分のところだけ3車だったし、ライン全員にチャンスがあるレースをしようと思っていた。踏んだのは1周だけだし、あれで決められないのは力不足。ちょっと悔しい。ただ、自転車に乗っている感じは今日がブッチギリで良かった。体の修正は上手くいったし、昨日までとは全然違った。またこういう舞台で村上(義弘)さんと連係したい」。
(アオケイ・長谷川記者)