2021/05/16(日) 20:00 1 5
今シリーズの鈴木庸之にはツキがある。予選スタートから4着4着で準決に乗れるケースはかなりレアだ。競走内容も連日抜群で、初日は大森慶一、2日目は菊地圭尚の前で1周風を切っている。
「地元が勝ち上がらないと盛り上がらないでしょう? 俺だけ勝ち上がっても意味がないし、番組の想いと地元の想いを両方乗せて走りました。それに、こういうときにしっかり行かないと、いざってときに行けなくなる。ペダリングの感じがしっくりこなくて調子がいいとは言えないけど、何とか勝ち上がることができてよかったです」。
準決で連係する佐藤慎太郎も2日間の鈴木の走りをべた褒めで、「いくら後ろが地元でも、ああいうレースはなかなかできない。昔の良い時代の競輪を見ているみたいで嬉しくなるね。準決もしっかり走ってくれると思うし期待しています」と話していた。(アオケイ・長谷川記者)